
名古屋に土地鑑がない人を中心に、エビフライは名古屋名物であると思われています。
理由は明らかで、タレントのタモリさんが、かつてこれをネタにしていたからです。
筆者が覚えているのは、「名古屋ではどの家のご馳走も“えびふりゃー”だがや」と、「名古屋人は信号渡るときもみゃーみゃーいっとる」の二つです。
結局のところ、市井の人というのはメディアに影響されやすく、全国的には“えびふりゃー”が名古屋名物となったわけです。
嘲笑の対象になったことが、原因かは分かりませんが、驚くのは、エビフライを名古屋弁では“えびふりゃー”と発音することを、若い人は、名古屋育ちでも知らないようです。
言葉という文化の根本が、ココ20年ぐらいで断絶してしまっています。嘆かわしいことです。
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また、「みゃーみゃーいっとる」からの連想と思われる“名古屋だみゃー”もよく耳にします。
この“名古屋だみゃー”は、文法的に間違いです。
かつてテレビ番組中に、局アナさんがこう発言したことがあり、正直見識を疑いました。
この表現を使うということは、名古屋をご存じないことがまる分かりですし、発言の説得力やご自身の信用にもかかわりますので、名古屋に土地鑑がない皆様はご注意してくださいね。
なんのことだかサッパリという方に、1つヒントを差し上げると、みゃー(正確にはめゃぁー)は聞こえる音を、そのままひらがなにしているだけです。
実際の書き言葉には“み”も“ゃ”も入りません。
それを名古屋では“めゃぁー”と発音するのです。
えびふりゃー(れゃぁー)も法則が同じ(同じ母音)ですので、推定は可能だと思います。
問題はその意味ですが。
“めゃぁー”とは何か?、まずはそこからですね。

“えびふりゃー”はともかく、えびせんべいは名古屋名物です。
ゆかりで有名な「坂角総本舗」も東京・麹町あたりに、かつては自前の路面店を出していたと記憶しています。
「伍味酉」のえびせん、サクサクしていて美味しかったですよ。
<閉店した模様、残念です。>
